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こどもの近視の原因は?

[2019.09.04]

こどもの近視の原因は遺伝的要因と環境的要因があると考えられています。

 

遺伝的要因というと、、、

 親が近視なら子供も近視とか、

 親が網膜まで影響するようなかなり強い近視(高度近視)であれば、

 子供も同じような状態になる可能性が高いと言うことです。

 

 2000年頃から遺伝的要因の解明のために遺伝子解析が行われましたが、

 2010年頃からは解析方法が大幅に改善したことにより、

 より多数の遺伝子解析ができるようになり、

 少しずつ近視に関わる遺伝子が解明されてきています。

 しかし治療に直結するようなことはまだわかってません。

 将来的には遺伝子を調べることにより高度近視になりそうな人が

 事前に分かり、その場合はこの治療をすれば、

 高度近視を防げるみたいなところを目指しているようです。

 親から引き継いだ遺伝子を変えることはできませんので

 大事なことは次の環境的要因をいかに抑えるかです。

 

環境的な要因というと 

 経験的には近くの細かい作業(近業作業)が近視に関わっていることが言われてます。

 科学的根拠はありませんでしたが、 ある地区の住民に対して

 数年から数十年の経過観察し、危険因子を探るコホート研究によって 

 近視について次の事が判明しました.

 

 ①遺伝因子の影響がもっとも強い

 ②都市部では近視が多い

 ③近業の程度が強いと近視が早く進行

 ④外でよく遊ぶと近視になりにくい

 ⑤IQや学歴が高い程近視がなりやすい

 

 アフリカの先住民は視力がとてもよく、

 視力3.0とか5.0とかありましたが、あれは

 生きるためには遠くを見ないといけないからでした。

 

 現在の日本の状況を考えると、

 子供の時は勉強やゲーム、または漫画を読んだり

 スマホを操作したり、 近くの作業ばかりしています。

 また外で遊ぶ機会も少なくなってきております。

 

 自分が小学生の頃は夏休み明けの学校では日焼けした子供が目立ちましたが、

 現在ではスポーツを積極的にしている子以外は

 真っ黒に日焼けしている子供がずいぶんを減った印象です。

 熱中症になるかもと外で遊ばせない親が多くなっているし、

 外にでても、公園のベンチでゲームをしているようなお子さんも多くみられます。

 

 また大人になってもずーっとパソコンを操作しなければいけない職種が増えています。

 つまり日本にいれば大体の人が近視になる環境にいるのです。

 

 この環境的な要因も今更ガラリと変えることはなかなか難しいと思いますが、

 眼科医なりに注意、アドバイスしたいと思います。 

 

 

 

 

 

 

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