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加齢黄斑変性の新しい薬

[2020.06.03]

2020年5月25日に加齢黄斑変性の新しい薬がでました。

ノバルティスファーマから発売されたVEGF阻害剤『ベオビュ』という薬です。

現在、加齢黄斑変性症のなかで滲出型と呼ばれるものに対しては

VEGF阻害剤の硝子体内注射がメインの治療となっており、

2009年に発売された『ルセンティス』(ノバルティス)と

2012年に発売された『アイリーア』(参天製薬)が主に使われております。

 

これらの薬が使えなかったときは、加齢黄斑変性は手が出なかった病気でした。

つまり悪くなっていくのを観ていくしかなかったのですが、

これらの薬のおかげで、視力の維持または若干の改善を得られるようになりました。

最新の技術で作られた薬なので高価(ルセンティスは約16万円、アイリーアは約14万円)であり、

間隔をあけることは可能ですが打ち続ける必要がありました。

どのくらいの間隔をあけるかは病気の状態や投与スケジュールで異なりますが、

一般的にはアイリーアは2か月は薬剤効果があります。

 

今回約12年ぶりにVEGF阻害薬が発売された『ベオビュ』は、今までのVEGF阻害剤と比べて、

分子量が少なく、より高い濃度での投与が可能となったそうです。

そのためより高い効果(浮腫の軽減率)や効果の持続(約3か月程度)が期待されております。

注射をする回数がトータルで減ることができれば、患者さんの負担も日本の医療経済の負担も減ります。

 

自分も期待している薬剤なので、今後は積極的に使用していきたいと思います。

 

 

 

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