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多焦点眼内レンズについて

[2019.07.31]

先日多焦点眼内レンズの白内障手術について聞かれました

『先生、昨日テレビで言ってましたが、

 白内障手術で入れる眼内レンズのうち

 多焦点レンズはきれいに見えて、

 100%眼鏡がいらなくなるってホント?』

 

これに関してはまず最初に言いたいのは

【医療に100%はない】という事です。

どんな手術でもそうですが、100%安全ってないです。

そこのところはすごく重要なので、メディアさんも注意してほしいです。

 

で、多焦点についてですが、

多焦点レンズは2焦点レンズが主流です。

遠方、近方に焦点が合います。眼鏡で言うと遠近両用メガネです。

これを入れれば眼鏡なしで過ごせる可能性は高くなりますが、

眼鏡が絶対に必要ないというわけではありません。

眼鏡の使用頻度が通常の眼内レンズより少なくなると言った方が正確です。

もちろん眼鏡を全く使用しない人もいますが、

脳が適応できずに、わざわざ通常のレンズに交換する人もいます。

またハローとかグレアと呼ばれる、夜間の光がぼやけたり、

まぶしかったりする症状は出やすいと言われております。

保険診療ではなく、自費診療になるので、お金は高いです。

(ちなみに当院では多焦点レンズの扱いはしておりません)

 

一方、通常のレンズ、これは単焦点レンズになります。

遠くに合わせれば、近くはぼやける(ピントが合わない)

近くに合わせれば、遠くはぼやける(ピントが合わない)ので

足りないところは眼鏡で補います。

つまり単焦点レンズは眼鏡が必要です、理論上は。

臨床上は、例えば中間距離に合わせる(軽い近視にする)と

眼鏡なしでも生活は困らない人がまずまずいます。

この場合、細かい性格の人は遠くも近くもぼやけると言いますが、

性格がおおざっぱな人は両方ともまずまず見えて、眼鏡はいりません!って

言ってくれたりもします。

 

手術に関することで100%はありません。

ものごとには必ずメリット、デメリットがありますので

そのところは医師によく聞きましょう

 

 

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