メニュー

花粉症の点眼薬治療について

[2020.02.15]

そろそろ花粉症がきつくなる季節になってきました。

花粉症に敏感な方は内服薬を飲んでいたり、すでに対策をしている方もいるかと思います。

最近は花粉が飛び始める1~2週間前から抗アレルギー剤の内服をすると、花粉症の最盛期に症状が和らぐ事から、季節前投与の重要性が言われております。眼科で使用する点眼薬も同様に、目のかゆみがきつい方は季節前投与を勧めます。

とはいっても、大体の患者は目のかゆみが出てきてから来院されますが、治療のベースは抗アレルギー剤の点眼薬となります。インタール、ザジテン、アレギザール、リザベン、ゼペリン、リボスチン、パタノ―ル、アレジオンなどが代表的な薬です。

抗アレルギー剤のみではかゆみが収まらない場合にはステロイド点眼を併用することになります。しかしステロイドの点眼は注意が必要です。なぜならステロイドレスポンダーと言って、反応性に眼圧が高くなる人がいるからです。眼圧が高くなっても、しばらくは症状があまりなく、気付いた時には視野障害がひどくなっていたケースがあります。

ステロイド点眼の効果の強さは、0.02%フルメトロン、0.1%フルメトロン、0.1%リンデンロンの順に強く、また効果が強い程、副作用が出やすいと言えます。

0.02%フルメトロンでは眼圧が上昇する可能性は極めて少ないです。

0.1%フルメトロンは効果もまずまずで、副作用もそれほど多くないので一般的には抗アレルギー剤の追加投与に使用されます。しかし眼圧が上がる可能性はないとは言えないので、定期的に眼圧を測定するなど注意が必要です。また症状が落ち着いているときはステロイド点眼は使用せず、抗アレルギー剤のみとし、再度かゆみの症状が強くなってきたら、抗アレルギー剤と併用する使い方を勧めます。

0.1%リンデロンは抗アレルギー剤+0.1%フルメトロンでもかゆみが収まらない場合に0.1%フルメトロンを変えて使用します。抗アレルギー剤はかゆみのベースを抑えるので必ず併用してもらいます。ただし、眼圧が上がるリスクは高いと言えるので慎重に経過観察します。

 

まとめますと

 毎年目のかゆみの症状がひどい方は季節前投与と検討しましょう。

 花粉症の最盛期には抗アレルギー剤をベースに使用し、

 それでもかゆい場合はステロイド点眼をうまく併用しましょう

 

次回は抗アレルギー点眼で新発売となった1%アレジオン点眼の紹介をします。

 

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME