メニュー

過敏性腸症候群について

[2018.12.19]

 

ガンなどの器質的な病気が原因ではない機能性便通以上の中で、もっともよく遭遇する疾患が「過敏性腸症候群」です。
通勤や通学途中、あるいは大事な会議や試験の前、生活環境の変化などから急におなかが痛くなったり、腹部不快感のためにトイレに駆け込んだ経験はないでしょうか?
もしこうした症状が長期間にわたって続くようなら、過敏性腸症候群の疑いがあります。
その名の通りストレスに腸が過敏に反応して便通異常がおこる疾患です。
ストレス社会の到来によって、今ではだれもがなる可能性のある現代病の一つといわれており、先進国に多い病気です。

 

 

自分の症状に従ってフローチャートを辿っていくと、便秘・下痢の原因が過敏症腸症候群なのか、それ以外の胃腸疾患なのかを知ることが出来るチェックシートです。

 

便通異常の自己チェックシート

あなたの症状が過敏性腸症候群かどうか、チェックしてみましょう。

では次に「過敏性腸症候群」の病型と症状について、そしてその治療についてお話しします。

 

 

 

過敏性腸症候群とは、おなかの症状の下人となる器質的疾患(ガンや潰瘍など)が見つからないにもかかわらず、腹痛や腹部不快感を伴う便秘や下痢が続く病気で、3つのタイプがあります。

 

1.便秘型
腹痛や腹部不快感などの腹部症状を伴い、便秘を主症状とするタイプ

2.下痢型
腹痛や腹部不快感などの腹部症状を伴い、下痢を主症状とするタイプ

3.交替型
腹痛や腹部不快感などの腹部症状を伴い、便秘と下痢が交互にくるタイプ

 

多くの場合、ストレスによって症状が誘発され、様々な症状が現れますが、おなかの症状以外に全身性症状や不眠などの症状が出ることもあります

 

腸の症状
・腹痛
・便秘・下痢
・おなかがなにか気持ち悪い
・おなかが張る感じ
・残便感
・ガス症状、おなかがゴロゴロ鳴るなど

その他の症状
消化器症状
嘔気・嘔吐、食欲不振など
全身性身体症状
頭痛・頭重感、疲れやすい、めまい感、背部痛、肩こりなど
精神症状
不眠、不安感、抑うつなど

 

10~40歳代の人及び女性に多いと言われていますが、最近は中高年層にも多く見られ、
人口のおよそ12~22%の人が過敏性腸症候群の症状を持っていると推定されています。

 

 

ライフスタイルの改善とストレスの解消を心がけ、あまり努力や心配をしすぎずにリラックスした生活を送ることが基本です。 薬物療法としては、便秘や下痢、腹痛などの症状に合わせて薬が用いられます。

 

ライフスタイルの改善

1.食事
・食事は3食を決まった時間に摂りましょう。
・食物繊維の多いものを摂るようにしましょう。
・便秘の人は刺激の強い食品を、下痢の人は冷たい飲み物等を避けるようにしましょう。
・便秘の人は水分(1日に1.5~2L)や繊維質の多い食品を摂り、ガスが溜まる場合は繊維質の多い野菜や豆類などを控えめにしましょう。
・暴飲暴食を避け、胃腸に負担をかけないようにしましょう。
・下痢の人はアルコールを控えましょう。 

2.日常生活
・喫煙を控えましょう。
・十分な休息・睡眠をとるようにしましょう。
・朝食後には、便意がなくてもトイレに行く習慣をつけましょう。 

3.ストレス解消
・散歩などの軽い運動をしましょう。
・スポーツや趣味を生かして気分転換をし、ストレスの発散を心がけましょう。 

4.75点主義
・何事に対しても完璧(100点満点)を求めず、75点でよしとする”75点主義”を実践しましょう。

 

過敏性腸症候群の薬物治療

過敏性腸症候群の治療薬は症状に合わせて用いられますが、症状は人によって千差万別ですので、この薬さえあれば大丈夫というものがありません。 薬の使用については、医師に相談するようにしましょう。

 

心理療法

生きている限り全ての人にストレスは存在しています。
また自分ではストレスと感じていなくても、実際はストレスになっていることもあります。
したがって、医師やカウンセラーに悩みを相談し、ストレスへの対処法を工夫する方法も行われます。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME